ももクロとニュータイプとガンダム

先日、かねてから念願だったももクロのライブ
『誰でもカモ~ン!~ただし、ホワイトベレーの方に限ります♡~』
に参戦してきた。
初めてのももクロライブである。

ユニクロのTシャツとチノパンで参戦した僕とは違い、9割9分の方はももクロ衣装のコスプレやハッピ等を身に纏まとっていた。事前準備を怠った自分の怠惰心を心の底から呪った。

ももクロライブのコスプレの様子はこの辺りを参照されたい。
http://matome.naver.jp/odai/2134400598238382901

さて、本題のライブの感想はというと、
事前のネット等の情報によって構築された高いハードルをいとも容易く超えるほど、見所満点でサービス精神の溢れるライブであった。
特に印象的だったのが、ライブの開演前と閉演後の観客の楽しませ方である。
(えっ、それライブじゃねぇじゃん。というツッコミはご容赦ください。)

まず、ライブ開演前である。
開演1時間前に席に到着して暇を持て余していると、ステージ上からマネージャーらしき男性2人とかなこ氏が。
えっ?
なんと開演までの待ち時間を利用してトークライブが始まったのである。あどけないトークで会場を和ませた。
その後も、会場の巨大スクリーンに観客をランダムで抜き、モノマネを無茶振りするなどして開演直前まで観客を待たせないようにしていた。

ライブが終わり、人混みに流されて家路を急いでいると、何やら出口付近でスタッフがA4サイズの白い紙を配っているではないか。どうせグッズの広告か何かだろうとその紙に目を向けると、そこにはなんと、かなこ氏からの手紙が書かれていたのである。
丁寧に書かれた手紙にグッとくる気持ちを抑えながら会場をあとにした。

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さて、ライブ自体はどうだったのかというと、、、
会社帰りのおっさんがワイシャツの上にハッピを着て、サイリウムを力強く振り、汗をだらだらと流しながら
「あーっ、れにちゃん!」
と叫んでいた。
そんな熱狂的なモモノフ達が1人や2人ではない。
いや、その熱狂ぶりが会場全体を包んでいるのである。
凄まじい一体感。
言葉を介さずとも通じ合っている感覚。
ん、これは、もしや。。。
機動戦士ガンダムで描かれていたニュータイプの能力ではないのか。
そうか、ももクロは現代の生けるニュータイプだったのか。
そして僕たち、おっさん達のニュータイプ能力を開花させてくれていたのか。


はい、2日前にガンダムを見ていた僕は、見たもの聞いたもの全てを脳内でガンダムと関連付けて纏めたくて仕方がなかったのです。そんな厨二心を押さえることができず、こうしてノートパソコンのキーボードを叩き始めるに至った訳である。
(お分かりかもしれないが、このニュータイプの下りが1番言いたかったことであり、それ以前の手紙云々はどうでも良かったのだ。)

アイドルとガンダムネタついでに言うと、
AKBはガンダムに乗ったアムロ・レイのようである。
AKBという箱に入ることで、世間での知名度や影響度は計り知れない。
しかし、それはAKBだから人気が出たのであたって本人の実力で人気が出たのではないと(本人達の頑張り等とは無関係に)揶揄されてしまう。
これは正に、ガンダムに乗ることでアムロが陥ってしまった「祝福と呪い」である。

とまぁ、あまりに酷い内容の記事になってしまったので、百田監督が考えてくださった素晴らしいセットリストを紹介して本記事を締めくくろう。

1.走れ!
2.Chai Maxx
3.行くぜっ!怪盗少女
-MC-
4.DNA狂詩曲
5.全力少女
6.仮想ディストピア
7.ワニとシャンプー
-MC-
8.労働讃歌
9.ゲッダーン!
10.BIONIC CHERRY
11.月と銀紙飛行船
12.ももクロのニッポン万歳!
13.黒い週末
14.ココ☆ナツ
15.コノウタ

SE.OverTure
EN1.Chai Maxx
EN2.あの空へ向かって
EN3.走れ!
-MC-
EN.4渚のラララ

『走れ!』に始まり『走れ!』で終わる。
斬新だけど素晴らしい選曲。さすが百田監督。
最高のライブをありがとう。
これからも、ももクロの一層のニュータイプ能力に期待である。

入口のない出口 (初回限定盤A)

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